住宅ローンの支払いができないケースなど、不動産を手放さなければならない状況で、いまの家に住み続けながら生活を立て直すための方法が「リースバック」。リースバックによる不動産売却が適しているケースを4つご紹介します。
ローンの返済ができない場合はもちろん、事故や病気の治療費、介護費用、子どもの教育費、事業のための資金など、まとまった金額の現金が必要になったときに活用したいのがリースバック。素早く家を現金化しながら、いまの家に住み続けることができます。
定年退職後など、老後の生活資金が不安だという方は少なくないと思います。生活費の捻出のため、あるいは老後は趣味などの楽しみにお金を使うためなどにも、リースバックによる現金化は有効な方法です。
子どもたちが相続をしやすいように自宅を現金化するという考え方もあります。不動産を相続する場合には分割がしにくくてトラブルになる可能性があり、現金のほうが分割しやすくなります。
また、高齢者住宅に住み替えるための資金づくりにも利用できます。売却したあとも、入所までの間は賃貸契約でいまの家に住み続けることができます。現金を用意してから入居先を探したい方にはおすすめです。
いまはローンの返済が難しいが、いずれはマイホームを買い戻したいという方にもおすすめです。一時的な理由で返済が難しい場合は、いったんリースバックを利用して売却し、生活を立て直してから買い戻すという方法を考えてみてはいかがでしょうか。
家の売却を進めながら新居を探すのはタイミングが難しく、売却が進まないといまの家と新居で二重の住宅ローンを支払うことになる可能性もあります。
リースバックを利用して売却し、まとまった資金をつくっておけば、いまの家に住みながら新居を探すことができます。それまでは賃貸契約でいまの家に住み続けられるので、住む場所がなくなる心配もありません。
ここまでご紹介したように理由はさまざまだと思いますが、リースバックはまとまった現金を早く調達したい方に適している方法です。家を売却してしまうと、引っ越しや住替えをしなければならず手間と費用がかかります。愛着のある家を離れたくない方もいらっしゃるでしょう。
リースバックなら、住まいを変えずにまとまった現金が手に入ります。一時的に返済が難しい方、不動産を現金化しておきたい方には、リースバックがおすすめです。
リースバックを利用した場合、売却後も賃貸契約を結んで住み続けることになります。したがって、その業者とは長いお付き合いをすることになるでしょう。
だからこそ、リースバックは信頼できる業者、親身になって相談できる業者を選ぶべきなのです。売却したあとの対応が悪く、トラブルになるような業者では結局住み続けられなくなる可能性もあります。
リースバックを利用するなら、長い付き合いを見越して業者の信頼性に着目しておきましょう。
